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膜厚計 LZ-300C / 300J

磁性金属上と非磁性金属上の被膜の両方を測れるデュアルタイプの膜圧計です。

特徴

・本体とセンサープローブが分離した高精度膜厚計です。

・素地の種類 (磁性、非磁性) によりセンサープローブを差し替えて測定します。

・鉄、アルミ、銅などに施された塗膜厚さ、フイルム厚さは測定可能です。

・鉄素地の場合、無電解ニッケルメッキ厚さが測定できます。 (電解メッキは測定不能)

・鉄素地の場合、被膜がアルミ、金などの金属箔厚さが測定できます。

・センサー部がペンタイプのため狭い箇所やアールの強い曲面上でも測定できます。

・測定前に被膜の施していない素地でキャリブレーションを行います。



仕様

メーカー ケット科学研究所
型式 LZ-300 LZ-300J
測定方式 電磁誘導式、高周波過電流式
測定対象 磁性金属上の非磁性被膜、非磁性金属上の絶縁被膜
測定範囲 0~1500μm (磁性) 0~800μm (非磁性)
最小測定面積 5×5
測定精度 50μm未満:±1μm

50μm以上:±3%

50μm未満:±1μm

50μm以上:±2%

分解能 100μm未満:0.1μm  100μm以上:1μm
表示方法 デジタル (LCD、表示最小桁0.1μm)
電源 単3乾電池×4本
使用時間 連続60時間
仕様温度範囲 0~40℃
寸法/重量 75(W)×140(D)×31(H) mm / 0.5kg
 

膜厚計のミニ知識

・磁性とは磁石が付く性質があるという意味です。鉄は磁性金属、アルミは非磁性金属です。

・ステンレス(SUS)は種類や加工方法により磁性体と非磁性体があります。

・一般的にSUS300系は非磁性、SUS400系は磁性ですが、 加工方法によりSUS300系でも磁性体に変化している場合がありますので注意が必要です。

・メッキとは金属の表面に金属薄膜を被覆する表面処理方法のことで、方法により電解メッキ (電気メッキ) と無電解メッキ (化学メッキ) に分かれます。

 

LZ300/370とLZ900の代表的な違い

LZ300 / 370 LZ900
測定器の持ち手は 両手 片手
鉄素地の塗膜、フイルム厚さ測定
アルミ、銅素地などの塗膜、フイルム厚さ測定
鉄素地の金属箔厚さ測定 ×
鉄素地の無電解メッキ厚さ測定 ×

 

クイックマニュアル(写真をクリックすると拡大されます)

1.付属品のチェック

①標準板6種類

②金属板ケース

③本体

④黒のプローブ(測定対象が鉄の場合に使用。電磁誘導式。)

⑤グレーのプローブ(測定対象が非鉄の場合に使用。過電流式。)

⑥アルミ板

⑦鉄板

2.測定方法

①本体にプローブを接続します。(例では付属の鉄板で解説しています。)測定対象の素材に合わせてプローブを選択してください。

※測定対象が「鉄の場合は黒」「非鉄の場合はグレー」

②出荷時に付属品の素地で調整をしています。そのままでも測定可能ですが、より精度よく測定を行いたい場合は測定前に測定対象の素地を用いて調整を行います。※3.素材補正参照

③測定対象の塗膜を測定します。(例では解説用に付属の鉄板に塗装を施しています。)

3.素材補正(標準板調整)

測定対象の素地で素材補正を行うことで、より精度よく測定出来ます。

下記の素材補正(標準板調整)を参照

①写真のように金属板を標準板ケースにセットし、本体とプローブを繋げます。

②【FUNC(ファンクションキー)】→【FOIL CAL(標準板調整キー)】を選択します。

③測定対象に近い厚みの標準板を3枚選択する。

※素地(0μm)と標準板3枚で調整を行います。下記の表を参考に調整を行ってください。

④画面に【S.NO0】が表示されているか確認します。この状態で金属板のみの状態で5~6回測定します。

⑤測定値を、0に合わせます。【ENT(エンターキー)】→【0】→【ENT】を選択します。

⑥ ③で選択した標準板を乗せて5~6回測定する。測定後【ENT】→【標準板の厚み】→【ENT】を選択する。※【標準板の厚み】は赤丸部分に表記しております。(例は49.6μm)

⑦精度を高めるために③の表で選択した残りの2枚の標準板を使って、同様に⑥の流れで補正を行ってください。(調整後、電源を切っても校正した設定は記憶されています)

 

 

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